スタッフの声

不動産部部長石原淳が表彰されました ~社内インタビュー~

今年、2016年11月11日は京都府宅地建物取引業協会の創立50周年でした。
この50周年を祝うと同時に、宅建の発展に貢献したうちの一人として人見建設不動産部部長石原が表彰されることとなりました。もちろん、宅建を持っているからと言って誰でも表彰して頂けるわけではなく、長年にわたって実績を残し続けることが表彰されるためには必要な条件(詳しい条件はわかりませんが…) となります。高い基準でお仕事を続けていくことに何か秘訣のようなものはあるのでしょうか。いくつか質問してみました。

 

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――趣味はなんですか?
マラソンと魚釣りです。

 

――マラソンはどのくらいチャレンジしているのですか?
過去に歴史街道丹後100kmウルトラマラソンの60kmの部を2回完走しました。(この大会の前には大変お世話になった久美浜のお客様兼恩師に御挨拶へ伺います。)また、フルマラソンは、約15回、ハーフマラソンは、約10回程度完走した経験があります。ベストタイムは、徳島マラソンでの3時間32分です。私の中での目標は、サブ3.5(3時間半切り)です。タイム自体は、大した記録ではありませんが、一つ誇れるとしたら今までの全大会で棄権をしたことがないことです。
皆様には、言えないような恥ずかしい記録もありますが、途中で何度も止めたいと思いながらもゴール時の感動だけを考えてフィニッシュした淀川マラソンが特に印象に残っています。この時は、偶然にも幼稚園の時の友人に先を越され暫くは伴走してもらいましたが、私の左膝の激痛に痺れを切らされて、先に行ってもらいました。
いい記録も記憶に残りますが、逆に悪い記録程、後々印象に残ります。そして、仕事で本当に辛い目にあった時にこそ、その時の本当にしんどくて辛い経験が、蘇ってきて、「あの時の辛さに比べたら今のエラさや辛さは、楽勝や!」って違う見識で物事を見られる様になったことが、自分自身の財産になった様に思います。

 

――人見建設に入社後、初めは現場仕事をされていたと聞きましたが、不動産部へ鞍替えをしたきっかけは何ですか?
入社当初は、手伝い及び土方をしていました。来る日も来る日も現場のゴミ収集、重機運転、一輪車を押してコンクリート打ち、足場組みやバラシと毎日がつらい日々でした。 そんな時、不動産部で上司の定年退職が控えており、会社の意向で私が業務を引き継ぐこととなりました。成績が上がらなければ、いつ辞めさせられても仕方がない、最初はそんな気持ちでした。恐らく、私が不動産部で部長にまでなることができたのは、元関東軍の祖父の言葉で「何くそ!」魂が多大な影響を与えていると思います。

 

――人見建設不動産部に配属されて何年になりますか?
人見建設に入社したのが1994年で、不動産部に配属されたのが1999年です。

 

――不動産業務を行うにあたり、必要不可欠な資格の宅建ですが、 宅建(資格)を取得してから何年ですか?
取得したのは1998年12月2日なので、18年が経ちました。 決まっていた不動産部への異動の前年に、必死で勉強して取得することができました。法律上、宅建を持っていないとできない仕事も数多くあるので、配属前に取得できたのは良かったと思います。

 

――石原さんにしかお仕事をご依頼しないと断言されているお客様もいらっしゃいます。お客様との信頼関係を築き、継続していくために大切なものは何だと思いますか?
綺麗な言い回しが必要なお客様もおられるのは、事実だと思います。しかし、丁寧な態度、逆に言えば猫を被った態度は、どこかでボロが出る時があります。
私も営業を始めた当初は、どんな営業をして良いものか、右も左も全く判りませんでした。当社が雨センサー付きの自動開閉屋根の「あっ晴れさん」という別事業をした時の突然の配置転換時の出来事を少しご説明させて頂きます。

来る日も来る日も飛び込み営業でとにかく数を回らないと新規代理店を獲得できないとの思いから1日30軒程、飛び込む毎日が続きました。当然、そんな「あっ晴れさん」とかいう訳のわからない飛び込み営業が押しかけて来ても、どこの会社もまともに取り合ってはくれません。毎日毎日、ゴキブリを払いのけるかの様な対応をされて、正直「何でこんな事をしているのか」と疑問に思う日々が続きました。でも、そんな中、本当に苦労をされてきた営業マンが、自分自身の辛い思いをしてきた経験を私に話して下さいました。その時の砂漠の中のオアシスの様な方へのご恩は今でも忘れません。今、考えると現在の私が形成されたのは、成功談や失敗談を山の様に聴かせて下さったお客様や先輩営業マンのお陰だと思います。現在も毎日どんな出会いがあるか、その瞬間まで分からない事だらけです。そして、営業という職業は、辛い反面、予想も出来ないくらい楽しい出会いが待ち構えていると思います。そこで、ある方に、「常にアンテナを張っておくように。」との助言を頂きました。チャンスは突然やってきますが、そのチャンスを受け止められる嗅覚を研ぎ澄ませておかないと、何も言わずに目の前を通り過ぎて行きます。なので、その恩師から言われたとおり、絶えず「営業の嗅覚」を研ぎ澄ましておきたいと思います。

又、ある優秀な職人から「自分たちは、語らずとも、作品を残せばお客様から必然的に評価してもらえる。しかし、営業はお客様からの評価をしてもらう事が難しい。」と言われた事があります。だからこそ私はこう考えます。「お客様からの評価に差がつかないのであれば、いかにして印象に残る営業マンになるか?」
他の営業マンとの差を打出すのは、確かに難しいとは思いますが、ご依頼を受けたお客様の最大限の利益を確保する事を「信念」として最終取引あるいは、取引後も「石原に依頼して良かった!」と言ってもらえる様、努力したいと思います。又、お客様から頂く仲介手数料以上の値引き交渉をして、「やっぱりこいつに頼んで良かったな」と実感して頂ければと思います。そして、同僚や部下にも「君のスペアはいない、君にしか出来ない仕事をしてほしい」と言いたい。
会社を永遠に継続して行くには、人材→人財の循環が必要だと思いますので…。

この場では、私がお客様から伝授して頂いたありがたい言葉は全てご紹介できませんが、全てのお客様や人間には長所があります。その長所を最大限吸収したい、そしてそのお客様を上辺だけでなく、心底尊敬する事が大切な様に感じます。

営業には、教科書はありません。AさんにはAさんのやり方、BさんにはBさんのやり方がある様に、富士山をどの様なルートで登るかは、結局は、自分自身で考えるしかない様に思います。
いろいろと私の持論を展開しましたが、ご容赦下さい。

 

――どちらかと言うと、話し上手だと思いますか?or聞き上手だと思いますか?
話すのも好きですが、相手の話を聞くことを特に重視している(つもり)です。人見建設通信VOL.17でも紹介していただきましたが、人の人生観を聴くのが好きです。

 

――人見建設営業部長として一言お願いします。
1人1人の各担当者が経営者の立場で仕事を成せば、どんな小さな会社でも生き生きした素晴らしい会社に変貌して行けると思います。但し、一社員が経営者になれる訳はないので、自分が任された仕事は、人の意見も聴きながら、できる限り自分自身でやり抜く覚悟をもって仕事に挑んでほしいと思います。 更に、仕事の「流れ」や「風」を自分が入ることにより変えられる力を各自、備え持ってほしいと思います。つまり、「こいつがいないとダメだ」と周囲から思ってもらえる人材→人財に成長してほしいと思います。

 

――石原さん、どうもありがとうございました。

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