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第115回 生まれ変わった路地奥の京町家

大柳 一郎 様  (ねっとわーく京都21 2017年10月号より)

事務所兼住居の真横にある路地から奥に入ると、古い京町家が連棟で3軒、事務所を含むと4軒並ぶ。戦時中から住居用として長い間使っていただいた貸家である。大正13年に建てられた、この京町家はさすがに老朽化が進んでいて、雨漏りがひどく、耐震も頼りない。路地幅の関係上、取り壊しての建て直しはできないので、改築でできる範囲でどうにかしようと、弟との話し合いでそう決まり、まずは目と鼻の先にある人見建設さんに相談。京町家の知識が豊富な会長さん、若いのにしっかりと丁寧に仕事をして下さった現場監督の山﨑さん、こちらの想いに耳を傾け尽力してくださった営業の安田さん、この方々と話していると、計画実現へいいスタートが切れたという実感が湧いた。

京町家は外観が重要である。

分かりやすい部分では格子や瓦屋根など、揃ってなければならない要素はたくさんあり、現代の建築で扱われている安くて丈夫な建材でも、京町家に使うと興ざめしてしまう、そういうものは多い。予算に限りがある以上、どれだけを本物にこだわり、どこまでを妥協するかのバランスをうまくとらなければ、いつか計画が破綻してしまうのではないかという不安はあった。

町家の瓦屋根や格子はもちろんのこと、路地の石畳の敷石や目地幅といった細かな部分も、希望通りに実現してくださる工事は、人見建設さんの技術力と職人さん、監督さん、営業さんのチームワークがあったからこそ。さらに路地・京町家の雰囲気によく合った店子さんを連れてきてもらい、計画は無事成功、思った通りの路地奥が実現した。

生まれ変わった路地と京町家が、今後長い年月を経てどのようになっていくのか楽しみである。

人見建設さん、本当にありがとうございました。末永く宜しくお願い致します。

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