お客様の声

第1回 何よりも信用が第一 チームで働く集団

守津 忠義 様   (ねっとわーく京都21 2006年9月号より)

大工さん選びは難しい。できるだけ安くと思って張り替えてもらった廊下が寄せ集めの板で色がまちまちだったり、虫籠窓の修理を面倒がる大工さんが居たり、なかなか希望通りにはいかない。
人見さんのお店は、私の家から近く、早くから知っていた。お世話になった直接の動機は、京都民報の広告だったと思う。阪神大震災の後、近くのマンションで一人暮らしをしていた九五歳の母と一緒に住むことになり、それを機にこれまでにない大改造を人見さんにお願いした。何しろこの家は古い。はしご段のような階段の裏から日露戦争の記事が載った新聞が剥がれ落ちたりした。しかし、いわゆる町屋ではない。おそらく、明治の時代に建てた、官吏のための急ごしらえの家のように思う。つくり方はいたって雑なつくりだ。
古い家はどこでもそうだと思うが、南北方向にはしっかりした壁面があるが、東西方向には壁はほとんどない。もちろん、押入れも。東西方向の地震のゆれがあれば、ひとたまりもない。改造工事はまず耐震補強の壁作りから始まった。食堂の大改造。
冬は炬燵、夏は細竹の敷物の上で食事をしていた部屋を、総板張り、椅子とテーブルの食堂に変えることになった。我が家の革命である。人見チームのリーダーさんは、床は合板ではなくすべてむくの木づくりにこだわられた。もちろん私も大賛成。結果は上々。木の香りの中で、四十年ぶりに母と食事をすることになった。但し二年足らずのことになったが・・・。すすけた天井・柱も洗っていただいて、みな驚いたものだ。
大工事が終わったあとも、大きい本棚や戸棚に耐震器具の取り付け、漏水点検と修理など、そのつど人見さんにお願いしている。
最後に一言だけ。襖・部屋の戸の取り替えは、可能なかぎり、旧来の襖・板戸がいい。日ごろ隣室に人の気配を感じながら、襖の音を聞くことも、文化の一つのように思う。軽くて固い、新しい襖や戸の音が少し気になるのは、私の年齢のせいだろうか。
今後ともよろしく。

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