第１４５回　リフォームして賃貸

田中　美也子（ねっとわーく京都２１　２０２０年４月号より）

　長らく一人暮らしをしていた母が、２０１６年春に私の住む東京に移って以来、空き家となっていた実家。
　同年末に母は亡くなり、実家を売却するか或いはリフォームして賃貸に出すか、考えあぐねていた時、京都市に空き家再生事業があることを知りました。
　リフォームして賃貸に出すにしても、長らく東京住まいの私に、信用できる業者さんを見つけることはできるかしら。
　人見建設さんとの出会いは、そんな私に空き家再生事業を通じ、市の担当者の方からご紹介いただいたのがきっかけです。
　会長のご出身が私の生家とご近所で、今は廃校となった小学校中学校もお隣りだったことから、とても親近感を覚えました。（歳は私の方が１０数歳若いです）
　リフォームの箇所や方法など担当いただいた山﨑さんから丁寧に詳細に説明いただき、実家の家具や残物の処理も一貫してやっていただいて、大変助かりました。なにぶん住まいが遠方のため、なかなか帰洛することができませんでしたが、全てを安心してお任せすることができました。リフォームが完成し、今度は不動産部の安田さんに担当いただいて、入居者を待つばかりとなりました。
　京都市と人見建設さんのおかげさまで、実家を売却することなく再生できたことに、大変感謝しております。