第１４８回　古い家のフルリノベーション

池内　孝造（ねっとわーく京都２１　２０２０年７月号より）

　人見建設さんとの出会いは屋根の修理でした。台風で我家の屋根が飛ばされ、その破片が裏のお家の壁に傷をつけてしまったのです。どこに修理を頼んでいいかわからず、途方に暮れていた時、そのお宅の向かいにある家を修理されていたのが、人見建設さんでした。台風で傷ついた壁もついでに、と直して下さいました。なんて親切なのでしょうと感動し、我が家の屋根の修理もお願いしました。また、以前から考えていた両親の家もフルリノベーションして頂くことになりました。極狭住宅にも拘らず、あれもしたいこれもほしいと欲はわき、その要望に最大限答えようと社長さんは何度も図面を書いて下さいました。

　その後やっと施工が始まりました。が、前途多難でした。築不詳の古い家は想像以上に基礎が傷んでいたり、近隣のお宅から工事の指摘があったりで、中断したりやり直したり。本当に出来上がるのかと不安になり、心折れる日が続きましたが、おそらくそれは大工さん方も同様だったかと思います。暑い時期に始まり真冬まで作業して下さり、本当にありがとうございました。

　工期は2か月ほど延びましたが、その分期待が高まりました。これで、終の棲家として安心して暮らすことができます。また、特筆すべきは、大きな荷物など預かって下さったり、引越し、ごみの処理などもして下さること、引き渡し後も気になったことを相談し形にして下さったことです。個人で手配するとなると時間も労力も多くかかるので、とても有難かったです。

　これからも人見建設さんがますます発展していかれますことを祈念いたします。