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第56回  人見建設・9条の会・先代弥一郎さんのことなど

上京区・南野 昭雄 様   (ねっとわーく京都21 2011年12月号より)

  人見建設さんとは、現専務のお父さん・人見弥一郎さんの時代、つまり“60年安保”の頃から50年来、公私にわたるお付き合いです。弥一郎さんは建築職人仲間たちの組合=全京都建築労働組合を組織してきた幹部のお一人です。その頃は、岸内閣が日米の軍事的な関係を強化し、“左翼”を名乗るイサマシイ学生集団の国会議事堂突入事件を、新聞やテレビなどのマスコミと一部“文化人”らも激賞したものです。これは「日本共産党や民青は何もしなかった。おとなしかった」とからかう、つまり巧妙な反共主義宣伝だったと思います。
  弥一郎さんの風貌から、私は、兵隊さんになることしか考えなかった戦前戦中の子供時代から、敗戦後の学制改革により、伏見高校の木工科でほんの短期間学んだ時の職人風の先生を連想させ、…綾小路きみまろ調でいうなら…「あれから50年、敗戦、戦後、新憲法、やがて戦後の復興、高度成長、バブルと崩壊。昭和が平成に、20世紀が21世紀に」とかわりました。
  近頃つくづく思うのですが、世の中は「進歩」しているの? それとも「後退」しているの? 私は「進歩」と「後退」を計る大事な物差しは「日本国憲法第9条」だと思います。“国際貢献”など理屈をならべて、自衛隊を戦争できる軍隊に―米軍の補完・強化―をもくろむ論法は、“要注意”だと思います。
  50年前の長屋の改修から、転宅ごとに京建労さんにお世話になり、先日も、貸家の外装工事と自宅のこまごました修理をしていただきました。京建労のほか、住まいする人の立場で借地借家人組合の役員もやっておられた弥一郎さんの思いを継いでがんばっておられる人見建設さんに敬意と信頼をこめて。頼りにしてます。
  今後ともよろしくお願いします。

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