会長コラム

お客さまからの原稿

『今年の三月のはじめ、仕事の休憩中ふらりと夷川通りを散策していたら、ふとテナント募集のはり紙が目にとまり、話だけでも聞くかと気軽に人見建設のドアを開けてあれから三ヵ月、今では毎日時間に追われながらひたすら蕎麦をうっているのがなんだか不思議な感じです。

この物件をはじめて見たとき、すぐ店のレイアウトは浮かんだのですが店のトーンはぼんやりとしたイメージしかなく言葉で伝えるのがなかなか難しかったです。しかし、イメージに近い写真などを参考に現場監督さんと何度も打ち合せをし、素人ではなくプロの目からのアドバイスを受け徐々にいろいろなことが決まっていく過程は実に楽しい作業でした。

また、木のことをよく知り尽くした大工さんの仕事ぶりは感心しました。私がくせのある建具を持ってきてもちゃんと合うように直してくれ、間口の寸法を変更しても迅速に対応していただき助かりました。

ケヤキのカウンターが完成したときの興奮は一生忘れないでしょう。手前味噌ですが本当にいい店ができたと思います。実際お客様にもかなり評判良いです。今では仕事のおわりにこのカウンターに座って一杯やるのが至福の一時です。』(夷川通寺町西入 大重)

このケヤキのカウンター天板は、岐阜の木材市で仕入れた長さ4m幅1m厚さ27㎝重量0.6㌧の盤を4枚に引き割り6㎝の板厚にして据え付けました。カウンター端の袖幕板は在庫していた杢目のきれいな日本欅の3㎝の板を取り付け、立ち上がり皿台は木曽桧4㎝厚無節板でつくりました。十割蕎麦と割烹料理のお店には、このカウンター回りの仕上がりが趣にあっています。

冒頭の感想文は、弊社に物件仲介と店舗施工を依頼された十割蕎麦「ろうじな」のご主人、大重さんが書いてくださったもので、月刊誌「ねっとわーく京都」の弊社広告欄9月号に掲載させていただくことになっています。お客さまからの感想文は大重さんで71人目の連載となり、8年近く継続しています。

月刊誌「ねっとわーく京都」誌に宣伝広告を始めた10年前は、1ページ全面広告はありきたりの会社宣伝広告でしたが、読者層を思いはかると短文でもよいから毎号読まれるようなものにしたいと、ひと言建築知識等を私が拙い文章を書き始めました。そのうち私ひとりが書いていたのではつまらなく思い社員に書くように薦めましたが、頑として書かない社員もいて結局1年ほどで種切れとなりました。 その頃から時々お客さまに「ねっとわーく京都」誌広告の感想を頂く中で、「そうだ、より多くのお客さまに弊社の仕事の感想文もらえば続けられる。」と方向転換して依頼を勧めることにしました。

その第1号は、2006年9月号に掲載された守津様の「何よりも信頼が第一・チームで働く集団」という文章830字でした。 守津様にはお礼を述べ、表題も付けさせて頂きました。

それから毎月「次はどなたに依頼しようか。」と社内で話し合い、欠号が出ないように続けてきて71人目になりました。 お客さまの中には読者数5千部の雑誌に名前が出るのを躊躇される方もおられ、その場合にはイニシャルにしてもらっています。

お客さまが弊社の仕事に満足され感謝しておられるタイミングで、おもに仕事が完了した時に感想文のお願いをするようにしています。しかし、引き渡し後はお客さまも移転片付けなどで忙しくされており、大変恐縮しながらの依頼になります。

弊社のお客さまは、教員や日頃文章を書く事の多い方がたくさんおられ、感想文を寄せてくださった方々にささえられて、これまで続けてこられたものと思います。毎月原稿を頂けるのは、お客さまの弊社に対する信頼の証だとつくづく感謝しております。

ねっとわーく京都誌連載中の広告は「住まいづくりを通して、世の中のお役に立ちます」という弊社の企業理念を表現する貴重な機会になっており、今後とも続けていきたいものだと思っています。

2014年7月27日

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