第７回　　リフォームは地元で信頼される業者に

大久保　寿行 様 　（ねっとわーく京都２１　２００７年３月号より）

　京都に憧れて四国の愛媛県より出てきて、早くも３０年が過ぎた。まさか京都に永住することになろうとは当初考えても見なかったが、京都で結婚し、夫婦とも他府県出身で京都には身内が１人もいない中での生活が始まった。北区をはじめ上京区と転々としながら、マンション生活を経て、現在の円町に築不詳の家を購入したのがちょうど１０年前になります。
　私と人見建設さんとのつながりは、阪神淡路大震災が起こった１９９５年の１月より私が京建労の専従職員として働くようになり、配属された左京支部で専務さんと知り合ったのがきっかけです。専務さんをはじめ人見建設の従業員のみなさんは組合にも加入され、組合運動でも組合員の仕事と暮らしを守るため、いつも遅くまで奮闘されていました。
　また、京建労を頼って住まいの相談に来られる住民の皆さんからの相談に、本当に親切丁寧にのっていただき、何の知識もない私にもいろいろなことを教えていただきました。こうした縁もあって、築不詳である私の家の補修工事も人見建設さんにお世話になりました。家の補修やリフォームは、新築と違って生活をしながら工事を行っていただくことが必要であり、プライベートな空間に他人が入ることになります。ですから依頼者の施工者との信頼関係がなければ、なかなかうまくいきません。まして、共働きで留守の間に工事をしていただくわけですからなおさらです。そのときも本当に丁寧に仕事をしていただいたことに今でも感謝しています。家のことを何もわからない私に、家のあらゆるところを点検していただくと同時に、床下の換気や屋根の瓦のずれを直していただいたりと、本当に助かりました。おかげで１０年たった今日も快適に過ごすことができています。
　リフォーム詐欺や、悪徳業者の被害が相継いで起こる中で、家の改修やリフォームは、地元で信頼される業者にとの思いを一段と強くしています。